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倉皇として

そうこうとして
表現副詞
1
標準
in great haste
文例 · 用例
市郎は倉皇として内へ駈込んだ。
岡本綺堂 飛騨の怪談 青空文庫
医者も、牧場主も、商人も青くなって、倉皇として馬車から降りて行った。
渡邊温 薔薇の女 青空文庫
かの女は、時代をいつに置くとも判らない意識にするこの場所に暫く立ち停り、むす子のアトリエのあるモンパルナスの空を眺め乍ら、むす子を置いて日本へ去る親子の哀別の情を貫いて、もうあといくばくもない短い月日の流れの、倉皇として過ぎ行くけはいを感じるのであった。
岡本かの子 母子叙情 青空文庫
倉皇としてそむけた京子の横顔から血の気が退いて、顔面筋の痙攣が微かに現われた。
――二つの連作―― 青空文庫
さうして倉皇として其席を辭し去つた。
長塚節 記憶のまゝ 青空文庫
公は欣び、賞として領邑を与えることにしたが、筮師は公の前を退くと直ぐに倉皇として国外に逃れた。
中島敦 盈虚 青空文庫
公は欣び、賞として領邑を與へることにしたが、筮師は公の前を退くと直ぐに倉皇として國外に逃れた。
中島敦 盈虚 青空文庫
最初のうちは両氏等も倉皇として翁の枕頭に駈け付けたが、その後同じような至急電報が頻々として打たれたので、両氏も自然と狼狽しなくなった。
夢野久作 梅津只圓翁伝 青空文庫
作例 · 標準
泥棒は、警報が鳴ると倉皇として逃走した。
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締め切りを忘れ、彼は倉皇として資料をまとめ始めた。
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突然の訪問者に、彼女は倉皇として部屋を片付けた。
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