倒幕
とうばく
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
overthrow of the shogunate
文例 · 用例
その藩閥政治の弊害を打破るべく今の議会政治が提唱され初めたものであるが、そもそもその薩長土肥の諸藩士が、王政維新、倒幕の時運に参劃し、天下の形勢を定めた中に、九州の大藩筑前の黒田藩ばかりが何故に除外されて来たのか。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
尤も、中には到底不可能な攘夷の実行を迫つて、幕府を窮地に追ひ詰め、詰腹を切らせようとする倒幕戦術としての攘夷論者もあつた。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
そして又、梅田|雲浜、吉田松陰、橋本左内、頼三樹三郎を始め多くの勤皇家が惨殺された安政の大獄*や、その報復としての桜田門外の井伊大老襲殺の壮挙があつて、軈て薩長の聯合は終に倒幕の実現となつたのである。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
――その水一つ隔てた高い土手のかなたの大江戸城を永劫に護らせんために、副将軍定府の権限と三十五万石を与えてここに葵柱石の屋敷をも構えさせたのに、今はその水一つが敵と味方との分れ目となって、護らねばならぬ筈の徳川|御連枝たる水藩が、率先勤王倒幕の大旆をふりかざし乍ら、葵宗家に弓を引こうとしているのだ。
— 佐々木味津三 『老中の眼鏡』 青空文庫
その最後が佐賀の乱、西南の役であるが、自由党の頭初といい倒幕維新の大きな渦の中にはフランスコンミュンの影もかなり濃かったのではなかろうか、時代の流れ、思潮の渦は、この島国の首都をも捲きこんだのであった。
— 長谷川時雨 『最初の外国保険詐欺』 青空文庫
京師では、勤王、倒幕の説が、盛んだと、申すではないか」「よりより聞いておりますが――」「何んと思うな?
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
そして、京へ行って、尊王、倒幕、開国、攘夷、と、いろいろのことを聞きもし、見もしたが、何んの、浪人共の苦しまぎれ、金儲け、と、考えていた。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
尊王、倒幕を、正義と信じ、天下の大勢と見てとって、脱藩した人々じゃ。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
作例 · 標準
幕末には、倒幕運動が各地で盛んになった。
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吉田松陰は、倒幕を志した志士の一人として知られている。
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倒幕の機運が高まり、遂に江戸幕府は崩壊した。
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