端っぽ
はしっぽ
名詞
標準
文例 · 用例
」と矢代は、一つヨーロッパの秘密の端っぽを覗いてやったぞという思いで建物から外へ出た。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
玄関の次の室につってある蚊帳の端っぽが、開いた襖から見えた。
— 平林初之輔 『夏の夜の冒険』 青空文庫
山も木立も、それから鳥喰崎も……あいつの『郵便局』はその辺にあるんです」 と私の方をチラッと見て、「現に僕達は、先刻鳥喰崎の端っぽで早川氏の跫音を拝聴したんだ」 司法主任は直ぐに飛び出して行った。
— 大阪圭吉 『死の快走船』 青空文庫
車内には赤ネクタイの端っぽさえ見あたらなかった。
— 宮本百合子 『道標』 青空文庫
伸子は、その小説で、ほんの端っぽを掠め、技巧的に曖昧に自分の結婚生活の内部に触れた。
— 宮本百合子 『伸子』 青空文庫
СССРの、ほんとの端っぽが、ここだ。
— 宮本百合子 『新しきシベリアを横切る』 青空文庫
熊手をふり上げてみると、その尖にはしっぽの切れた小悪魔が、のがれようとして、しきりに身をもがいて、のたくっています。
— SKAZKA O IVANE-DURAKE 『イワンの馬鹿』 青空文庫
このまぼろしがあらわれると、おばさんはしっぽをふる。
— КАШТАНКА 『カシタンカ』 青空文庫