玉簾
たますだれ異読 タマスダレ
名詞
標準
autumn zephyrlily (Zephyranthes candida)
文例 · 用例
翌十二日は天狗岩、野立岩、七ツ岩を賞し、門前、古町、木の葉石、畑下、須卷、小太郎ヶ淵、玉簾の瀧、鹽の湯等を見めぐつて、晝過ぎに西那須發車、夕暮上野着、この三泊の旅を終つた。
— 幸田露伴 『華嚴瀧』 青空文庫
窓外の雨は急に降りまさつて來たらしく、窓硝子を傳つて流れ落ちる水玉が玉簾のやうに動いて行く。
— 南部修太郎 『女盗』 青空文庫
玉簾の中もれ出でたらんばかりの女の俤、顏の色白きも衣の好みも、紫陽花の色に照榮えつ。
— 泉鏡花 『森の紫陽花』 青空文庫
紅梅や見ぬ恋つくる玉簾 女は御簾の下から重袿の裾のはみ出させ方によって男に想いを送る。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
疾く往きて、疾く還らんと、遽に率し俥に乗りて、白倉山の麓、塩釜の湯、高尾塚、離室、甘湯沢、兄弟滝、玉簾瀬、小太郎淵、路の頭に高きは寺山、低きに人家の在る処、即ち畑下戸。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
東北は山又山を重ねて、琅※の玉簾深く夏日の畏るべきを遮りたれば、四面|遊目に足りて丘壑の富を擅にし、林泉の奢を窮め、又有るまじき清福自在の別境なり。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
明くる日お天氣になつたから、玉龍さんと三人で玉簾の瀧へ行つて見たの。
— 小山内薫 『梅龍の話』 青空文庫
玉簾の庭はめちやめちやなの。
— 小山内薫 『梅龍の話』 青空文庫
作例 · 標準
秋の訪れとともに、庭の片隅で玉簾の白い花が可憐に咲き始めた。
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玉簾は丈夫な植物なので、初心者でも手軽にガーデニングを楽しむことができる。
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雨に濡れた玉簾の花びらが、夕闇の中でしっとりと浮き上がって見える。
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標準
strings of beads hanging across a doorway
作例 · 標準
奥座敷の入り口には、涼しげな玉簾が下げられていた。
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風が吹くたびに、玉簾のビーズが触れ合って心地よい音を奏でる。
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玉簾の隙間から差し込む光が、畳の上に不思議な模様を描き出している。
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