懸蒲
懸蒲
名詞
標準
文例 · 用例
中には松に鶴の模様のある懸蒲団が三枚入っていた。
— 田中貢太郎 『春心』 青空文庫
』と銀之助は両手を懸蒲団の上に載せて、『まあ、君、もうすこし話さうぢやないか。
— 島崎藤村 『破戒』 青空文庫
灯りを消して、更紗の懸蒲団を引っ被ると、蝦のように躯を曲げて、すぐさま寝入ってしまった。
— または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊 『死せる魂』 青空文庫
だが手に觸つたものはたゞの懸蒲團だけではなかつた――懸蒲團の下に何か人間の足のやうな輪廓をした物があつた。
— ロバート・ルイス・スティーヴンソン 『醫師と旅行鞄の話』 青空文庫
懸蒲團は氣をつけて枕の上まで引つ張つてあつたが、併しそれは動かずに横たはつてゐる人間のからだの輸廓を型どつてゐた。
— ロバート・ルイス・スティーヴンソン 『醫師と旅行鞄の話』 青空文庫