関馬
せきば
名詞
標準
文例 · 用例
その時、花屋の奥で、凜として澄んで、うら悲しく、雲横秦嶺家何在雪擁藍関馬不前 と、韓湘が道術をもって牡丹花の中に金字で顕したという、一|聯の句を口吟む若山の声が聞えて止んだ。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
瞳を定めてこれを讀めば――雲横秦嶺家何在、雪擁藍關馬不前――昌黎、時に其の意の何たるを知らず。
— 泉鏡花 『花間文字』 青空文庫
有名な雲横秦嶺家何在、雪擁藍關馬不前の句は、この時の作で、秦嶺も藍關も、唐都長安から潮州に至る途中の地名である。
— 桑原隲藏 『歴史上より觀たる南支那の開發』 青空文庫