小邦
しょうほう
名詞
標準
文例 · 用例
デンマークは欧州北部の一小邦であります。
— 信仰と樹木とをもって国を救いし話 『デンマルク国の話』 青空文庫
飛龍に似たる一小邦。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
ごた/\した小邦はみんな取り潰してしまはなければならないといふ彼の本意は、此一事でも窺はれた。
— 夏目漱石 『点頭録』 青空文庫
彼は自ら小邦に生れた事を忘れた。
— 夏目漱石 『点頭録』 青空文庫
他の小邦は幾多の犠牲を甘んじても、此中央政府の意志と命令に従はなければならないといふのが彼の意見であつた。
— 夏目漱石 『点頭録』 青空文庫
「国家の実質とも見傚し得べき「力」を有たない小邦が、何で国家を代表する事が出来よう」 彼は斯ういつて、多くの小邦を睥睨した。
— 夏目漱石 『点頭録』 青空文庫
一九〇六年版、ドラコット女史の『シムラ村話』二一八頁にいわく、インドの小邦ラゴグールの王は、帽蛇を始め諸蛇の咬んだのを治す力を代々受け伝う。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
墺軍主力はラウジッツ方面よりザクセンに作戦し、西南方より前進して来た帝国軍(神聖ローマ帝国に属する南ドイツ諸小邦の軍隊)と協力してザクセンを狙い、虚に乗じて一部はシュレージエンを攪乱した。
— 石原莞爾 『戦争史大観』 青空文庫