健全性
けんぜんせい
名詞
標準
文例 · 用例
健全性というものへの理解は、あらゆる方面からの努力でこれから様々の辛苦を経て練られ高められて行かなければならないものだと思う。
— 宮本百合子 『“健全性”の難しさ』 青空文庫
文化そのものの本質は成長の方向、進歩の方向を持つ筈のものだという意味からみて、文化の健全性はどういうところに見るべきなのだろう。
— 宮本百合子 『今日の生活と文化の問題』 青空文庫
賞められたくなんかないが、私たちが褒められないことの意義と、その健全性を、ヨシヨシと云って欲しい。
— 一九三七年(昭和十二年) 『獄中への手紙』 青空文庫
今日の文学が健全性を失っていることはおどろくべきであると思う。
— 一九三八年(昭和十三年) 『獄中への手紙』 青空文庫
何故ならば、自分が真に発展的一歩を与えられた文学の時代は、所謂批判を歪んだ利害によって蒙って居り、而も箇人的な諸条件から、生活的に文学的に自身が其に属すれば、一部の低俗な生活、文学の常識は、文学と生活とを貫く健全性そのものの否定的実例として自分をあげるにきまっている。
— 一九三八年(昭和十三年) 『獄中への手紙』 青空文庫
あらゆる場合、必要さけ難い以上の壮言は行わず、しかし健全性の根は決してほじくりあげられて枯らさないように。
— 一九三八年(昭和十三年) 『獄中への手紙』 青空文庫
(一九三七年正月)ジイドがコンゴ紀行をかいたときの、見せられるものは見ないぞ、私が見るものを見るのだと云って執った態度は、その条件にあっては一つの健全性であった。
— 一九三八年(昭和十三年) 『獄中への手紙』 青空文庫
文学的生活、日常生活は一層箇別的になって来る方向ばかりで、昨年から本年に入っては、社会的性格の広汎な作家ほど現象的には一層箇別化されざるを得なくなり、文学における健全性が世間的な箇別性で逆に語られているような時期に到達している。
— 一九三八年(昭和十三年) 『獄中への手紙』 青空文庫
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健全性 は、論証が次の属性を持つことと同値である。その論証は妥当である。 その前提の全てが真である。
出典: 健全性 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0