残形
ざんけい
名詞
標準
文例 · 用例
踏歌・呪師・田楽・鎮花祭舞踊の文献や、残形を見ると、念仏踊りの要素となつたものが、うんとある。
— 折口信夫 『古代研究 追ひ書き』 青空文庫
それが今はただ児童のあてもの遊戯の中に、幽かな残形を留めているのである。
— 柳田国男 『こども風土記』 青空文庫
もしも現在二三の土地において、垣内の特徴のごとく見られている事実が、ともに中世の垣内の残形に過ぎぬとすると、これらを綜合していた本の姿というものは、よほど茫漠として把捉しがたいものになってしまうのである。
— 柳田國男 『垣内の話』 青空文庫
一三 こういう信仰の遺蹟は、あるいは存外に今の人々には興味が薄いかも知れぬが、もう一つの方面には制度の残形がある。
— 柳田國男 『地名の研究』 青空文庫