ヤブ蚊
やぶか異読 やぶっか・ヤブカ
名詞
標準
Aedes (genus of mosquitoes)
文例 · 用例
ヤブ蚊の名所ですよ。
— 坂口安吾 『不連続殺人事件』 青空文庫
表通りは俺の心のように、乾きに乾いているのに、その路地はじめじめしていて、ヤブ蚊の巣みたいな溝に渡した板も腐りかけて、足もとがあぶなっかしい。
— 高見順 『いやな感じ』 青空文庫
そして、蛭に喰われたりヤブ蚊にさされたりの沈黙をじっと怺えて、やがての戦機を待っていた。
— 吉川英治 『平の将門』 青空文庫
このヤブ蚊野郎」 靴を高く上げて、彼の胸いたを蹴るや、軽くやったつもりだったが、亭主の体は毬になって三ツ四ツ転がった。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
山蛭やヤブ蚊の責めや、また、一種の青葉|蒸れが、よろい固めの五体をやりきれなくして、仲時はつい眠りもえなかった。
— 新田帖 『私本太平記』 青空文庫
あの人にも、また、私の自信のなさが、よくおわかりの様で、ときどき、やぶから棒に、私の顔、また、着物の柄など、とても不器用にほめることがあって、私には、あの人のいたわりがわかっているので、ちっとも嬉しいことはなく、胸が、一ぱいになって、せつなく、泣きたくなります。
— 太宰治 『皮膚と心』 青空文庫
もみの木の林が、高い山の上で、草やぶかなんぞのようにみえました。
— LYKKENS KALOSKER 『幸福のうわおいぐつ』 青空文庫
そのときエリーザは坂にあがって、そっとやぶかげにかくれました。
— DE VILDE SVANER 『野のはくちょう』 青空文庫
作例 · 標準
庭の手入れをしていたら、ヤブ蚊にたくさん刺されてしまった。
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ヤブ蚊はデング熱などの感染症を媒介することがある。
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「やだ、ヤブ蚊がいる!早く蚊取り線香を焚こう。」と彼女は言った。
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