禍根を残す
かこんをのこす
表現動詞-五段-サ行
標準
to create a breeding ground for future problems
文例 · 用例
維新の原動力たりし連中には、武力的に幕府をやっつけない以上、長く禍根を残す憂ありと、信じていたわけであるから、わざわざ幕府を怒らせるように、仕向けた点もあったわけである。
— 菊池寛 『鳥羽伏見の戦』 青空文庫
しかるに娘がその手をきつく握り返したから、軽犯罪法のお世話に相成るべき不審の挙動が天下晴れての快挙と相成り、福は禍の門と云うが如くに禍根を残すこととなった。
— 坂口安吾 『握った手』 青空文庫
ちらりと耳に入る話では、孤児は社会悪の苗だから、早くひと所に取り入れておかないと、後日に禍根を残すおそれがある、との社会治安のために建てられたのがあるようだ。
— 永井隆 『この子を残して』 青空文庫
着物、読書、見世物、音楽、舞踏、うまい食物、それから小箱に貼った画から、小説や詩歌にいたるまで、すべて生活上のあらゆる条件が、なおいっそうこの性欲を刺戟して、そのために最も恐るべき悪行や疾病が、少年男女成育中の普通現象となり、果ては成年期にまで禍根を残すことがしば/\ある。
— KREITSEROVA SONATA 『クロイツェル・ソナタ』 青空文庫
作例 · 標準
「あの時、なあなあで済ませなければ……」と、彼は禍根を残した過去を今も悔やんでいる。
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中途半端な妥協案で合意すれば、将来の世代に大きな禍根を残すことになるだろう。
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感情に任せた不用意な一言が、親友との間に修復不能な禍根を残してしまった。
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土地の境界線を曖昧にしたまま相続を進めたことが、親族間の深い禍根となった。
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