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名詞
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標準
文例 · 用例
私は端唄や小唄を聞くと全人格を根柢から震するとでもいうような迫力を感じることが多い。
九鬼周造 小唄のレコード 青空文庫
思いがけなく、落葉松の森林から鐘が鳴った、小刻みな太鼓が木魂のように、山から谷へと朝の空気を震した。
小島烏水 不尽の高根 青空文庫
けれども、かなりの重傷で、とても助からぬと見て竹青は、一声悲しく高く鳴いて数百羽の仲間の烏を集め、羽ばたきの音も物凄く一斉に飛び立ってかの舟を襲い、羽で湖面を煽って大浪を起し忽ち舟を顛覆させて見事に報讐し、大烏群は全湖面を震させるほどの騒然たる凱歌を挙げた。
――新曲聊斎志異―― 竹青 青空文庫
此山を揺りかして、おそろしい魔法の歌が響いていますね。
太宰治 正義と微笑 青空文庫
正直に申し上げると、あなたのお言葉の全部が、かならずしも私にとって頂門の一針というわけのものでも無かったし、また、あなたの大声|叱咤が私の全身を震させたというわけでも無かったのです。
太宰治 風の便り 青空文庫
ワザ」 自分は震しました。
太宰治 人間失格 青空文庫
六百台余の重爆撃機が天地を震させて進軍する様は世界を席捲するが如く感じました。
岡本かの子 母と娘 青空文庫
まして不学凡才の身を以て運命を論じたり、運命を測知しようとするが如きは、蜉蝣といふ虫が大きな樹をかさうとするに類したもので、甚だ詰らぬことであります。
幸田露伴 運命は切り開くもの 青空文庫