傷を負う
きずをおう
表現動詞-五段-ウ行
標準
to be injured
文例 · 用例
この格闘に於いては、鴎外の旗色はあまり芳しくなく、もっぱら守勢であったように見えるが、しかし、庭に落ちて左手に傷を負うてからは「僕には、此時始めて攻勢を取ろうという考が出た。
— 太宰治 『花吹雪』 青空文庫
植物にしても若い木は隨分甚だしい傷を負うても直に癒るが、老木が少し傷を負ふと、動もすれば枯れたがる。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
此の気の毒な勇士は戦場で敵の首を取った(サモア戦士の最高の栄誉)のだが、自らも重傷を負うていたので、味方にそれを見せることが出来ず、此処迄這っては来たが、空しく敵の首を抱いたまま死んで了ったのだろうと。
— 中島敦 『光と風と夢』 青空文庫
」「ヒルトン・キューピット夫人は、瀕死の重傷を負うているのだよ」 その男は嗄れた声で、家中に響き渡るように、悲叫を上げた。
— コナン・ドイル 『暗号舞踏人の謎』 青空文庫
植物にしても若い木は随分甚だしい傷を負っても直に治るが、老木が少し傷を負うと、ともすれば枯れたがる。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
酒を過して眠りこけてゐた事をわたしは語り、彼は東京で震災でこの大火傷を負うた旨を語りつゝ峠に出た。
— 若山牧水 『木枯紀行』 青空文庫
右の目の上に傷を負うたのである。
— 鈴木三重吉 『赤い鳥』 青空文庫
ちょっと見は、これなる両名が、刃傷に及んだ結果、共に手傷を負うて落命いたしたように思われまするが、断じて相討ち遂げたものではござりませぬぞ」「なに!
— 千柿の鍔 『右門捕物帖』 青空文庫
作例 · 標準
彼は不慮の事故で重傷を負ったが、懸命のリハビリの末に再び歩けるようになった。
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「前線で傷を負った兵士を救護班に引き渡せ!急げ!」
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野生動物との遭遇で腕に深い傷を負い、彼は恐怖でしばらく動けずにいた。
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ライバルとの激しい競り合いの末、勝利は手にしたものの、精神的にも大きな傷を負った。
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