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消えゆく

きえゆく
動詞-五段-行く動詞-自動詞
1
標準
to disappear (gradually)
文例 · 用例
青い煙、白い煙、目の先に透明に光って、渦を巻いて消えゆく
国木田独歩 二老人 青空文庫
」と石井翁は消えゆく煙の末に浮かび出た洋服姿の年若い紳士を見て思った。
国木田独歩 二老人 青空文庫
夕凪の海面をわたりてこの声の脈ゆるやかに波紋を描きつつ消えゆくとぞみえし。
国木田独歩 源おじ 青空文庫
叔母のいいけるは昨夜夜ふけて二郎一束の手紙に油を注ぎ火を放ちて庭に投げいだしけるに、火は雨中に燃えていよいよ赤く、しばしは庭のすみずみを照らししばらくして次第に消えゆくをかれは静かにながめてありしが火消えて後もややしばらくは真闇なる庭の面をながめいたりとぞ。
国木田独歩 おとずれ 青空文庫
青年はしばし四辺を見渡して停止みつおりおり野路を過る人影いつしか霧深き林の奥に消えゆくなどみつめたる、もしなみなみの人ならば鬱陶しとのみ思わんも、かれは然らず、かれが今の心のさまとこの朝の景色とは似通う節あり、霧立ち迷うておぼろにかすむ森のさまは哀れに物悲し、これ恋なり。
国木田独歩 わかれ 青空文庫
曲終れば、音を売るものの常として必ず笑み、必ず謙遜の言葉の二三を吐くなるに反して、彼は黙然として控え、今しもわが吹き終った音の虚空に消えゆく消えゆきし、そのあとを逐うかと思わるるばかりであった。
国木田独歩 女難 青空文庫
かなたにひびく笛のね、……青き頬ほのに消えゆく
北原白秋 邪宗門 青空文庫
寄せ返し、遠く消えゆく塩※暗き音を聴け。
北原白秋 邪宗門 青空文庫
作例 · 標準
夕日が地平線の彼方にゆっくりと消えゆくのを、私たちは黙って見ていた。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
古い街並みが再開発によって消えゆくことに、一抹の寂しさを感じる。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
記憶の片隅で、彼の面影がおぼろげに消えゆく
幻辭AI · gemini-2.5-pro