折り詰め
おりづめ
名詞
標準
food packed in a wooden box
文例 · 用例
この日の御|饗宴の席の折り詰めのお料理、籠詰めの菓子などは皆|右大弁が御命令によって作った物であった。
— 桐壺 『源氏物語』 青空文庫
「何かうまそうなもので折り詰めができるか」「できますが、何人まえさんで?
— 首つり五人男 『右門捕物帖』 青空文庫
だいいち、仕出し屋へ来て折り詰め弁当をあつらえたことからしてがふにおちないのです。
— 首つり五人男 『右門捕物帖』 青空文庫
「ね、だんな、いやみなことをいうようですが、いったんもらった以上はこっちの金ですぜ」 しかし、右門はいっこうに取り澄ましながら、でき上がってきた折り詰めを片手にすると、さっさと道を本郷台に向けて取りました。
— 村正騒動 『右門捕物帖』 青空文庫
しかし、そのときこっそりと伝六へあの佃煮の折り詰めを手渡しながら、意味ありげにささやきました。
— 村正騒動 『右門捕物帖』 青空文庫
「あんまり歌ってなんだか渇いて来たよ」 「お茶を持ってまいりませんで」と女中は風呂敷解きて夏蜜柑、袋入りの乾菓子、折り詰めの巻鮓など取り出す。
— 徳冨蘆花 『不如帰 小説』 青空文庫
「あんまり歌ってなんだか渇いて来たよ」「お茶を持ってまいりませんで」と女中は風呂敷解きて夏蜜柑、袋入りの乾菓子、折り詰めの巻鮓など取り出す。
— 徳冨蘆花 『小説 不如帰』 青空文庫
ある日、紳士五、六人、酒肴を携えてここに遊び、終日歓を尽くし、帰るに臨んで僕に一包みを与え、借料の礼なりといい、「そのほか階上に肴の折り詰めを残しておいたが、これは貴方に与うるから晩食のときに食せよ」といいつつ立ち去った。
— 井上円了 『おばけの正体』 青空文庫