頭飾り
あたまかざり
名詞
標準
hair ornament
文例 · 用例
西鶴の短篇小説の中には、大坂や江戸の大商人の妻や娘が、どんなに贅を極めた服装をし、帯に珊瑚をつけ、珍らしい舶来の呉絽服綸の丸帯をつくり、高価な頭飾りをつくったかということが、こまごまと書かれている。
— 宮本百合子 『私たちの建設』 青空文庫
『近代文学』のグループの人々と、それをとりまく一部のインテリゲンチャは、彼等の社会的文学的流浪の旅に、プロテスタンティズムの「内なる神」の観念を道づれとしたり、サルトルの実存主義を加工した無の哲学を彼らの頭飾りとしたりしている。
— 宮本百合子 『今日の日本の文化問題』 青空文庫
そのうち女雛の方が、一本の長笄――それは、白鼈甲に紅は鎌形の紋が頭飾りになっているのを、抱いていたからである。
— 小栗虫太郎 『絶景万国博覧会』 青空文庫
これはヴァンデラー夫人の頭飾りに特別な價値を與へたのであつた。
— スティーヴンスン 『若い僧侶の話』 青空文庫
或る時は、大切の頭飾りなどを投げ出すようなこともありました。
— 道庵と鰡八の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
何か寄り合いをしている田舎の人たちが、この有名な頭飾りを遠くに見つけ、それが騎馬の一隊に取りまかれて跳ぶように動いているのを見ると、彼らはいつも嵐の来襲にそなえたものである。
— 故ディードリッヒ・ニッカボッカーの遺稿より 『スリーピー・ホローの伝説』 青空文庫
時の経過にわずかに曇ったそれは、この家の初代女主人アン・バーリーがかつてその魅力的な顔と聳え立つ頭飾りを凝視するのに用いたものだという。
— O. H. ダンバー O. H. Dunbar 『長い部屋』 青空文庫
その花嫁の飾りは身には花聟の家から贈って来た衣服を着け自分の父、母より与えられた頭飾り、腕飾りに至るまでの装飾品を着け、そうして頭から顔の部はリンチェン・ナーンガ(五宝布)即ち青黄赤白黒の段だら織になって居る羊毛布をもって被うて居るです。
— 河口慧海 『チベット旅行記』 青空文庫
作例 · 標準
毎日、頭飾りについて考えています。
我が社の頭飾り戦略は重要です。
頭飾りの原理は複雑である。
頭飾りという言葉が頭から離れない。