塩断ち
しおだち
名詞動詞-サ変
標準
abstinence from salt (for vow or spiritual reasons)
文例 · 用例
人の情に溶けたと見える……氷る涙の玉を散らして、はっと泣いた声の下で、「はい、願掛けをしましても、塩断ちまでしましたけれど、どうしても分りません、調子が一つ出来ません。
— 泉鏡花 『歌行燈』 青空文庫
ここに来ている間、塩断ちをなさるかたがあり、五穀をお断ちになるかたがあり、精進潔斎もいろいろです。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
) 生き肌断ち、生食物断ち、塩断ち、火断ちして長い月日を、この大峰の大岩石層で、難行苦行した桂子であった。
— 国枝史郎 『あさひの鎧』 青空文庫
「母上にお変りはないか」「はい……ただ兄上さまのことをお案じなされて、ずっと塩断ちをあそばしていました」「おまえに色々と迷惑をかけたな」 佐和はそっと袂を眼へ押当てた……五郎次が知らせたのであろう。
— 山本周五郎 『夜明けの辻』 青空文庫
作例 · 標準
病気平癒の願掛けとして、彼は大好きな酒だけでなく塩断ちまで始めた。
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「塩断ちなんて無理だよ、どんな料理にも塩分は含まれているんだから」
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古来より、特定の食物を断つことで精神を研ぎ澄ます塩断ちの行がある。
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