冊立
さくりつ異読 さくりゅう
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
imperial investiture
文例 · 用例
この七月に皇后の冊立があるはずであった。
— 紅葉賀 『源氏物語』 青空文庫
皇后が冊立されることになっていたが、斎宮の女御は母君から委託された方であるから、自分としてはぜひこの方を推薦しなければならないという源氏の態度であった。
— 乙女 『源氏物語』 青空文庫
美女すなわち王を閑処につれ行きてこれを殺し、たちまち呪を以て自身を男に戻し、王冠を戴き、委細を宰牛大臣に告げたので、諸臣この漁師の仮子を冊立して王とした。
— 犬に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
その王妃は冊立後間もなく身ごもり給いて、明け暮れ一室に起臥しつつ紡績と静養とを事とせられしが、その室の※間には、先王の身代りとなりて忠死せし黒奴の肖像画が唯一個掲げあり。
— 夢野久作 『押絵の奇蹟』 青空文庫
」しかも平氏が堂上の卿相四十三人を陟罰して、後白河法皇を鳥羽殿に幽し奉り、新院に迫りて其外孫たる三歳の皇子を冊立せし横暴は、更に、其亡滅の日をして早からしめたり。
— 芥川龍之介 『木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)』 青空文庫
聖武天皇即位六年の後、五位以上、諸司の長官を内裏に集めて、光明皇后|冊立を勅せられたが、他に何人かの意志があつたにしても、最も多く聖武天皇の意志であつたに相違ない。
— 坂口安吾 『道鏡』 青空文庫
硯箱や状袋や巻紙がきちりと行儀よく並んでいる傍に、簿記用の帳面が赤い脊皮をこちらへ向けて、二、三冊立て懸けてあった。
— 夏目漱石 『道草』 青空文庫
聖武天皇即位六年の後、五位以上、諸司の長官を内裏に集めて、光明皇后冊立を勅せられたが、他に何人かの意志があったにしても、最も多く聖武天皇の意志であったに相違ない。
— 坂口安吾 『道鏡』 青空文庫
作例 · 標準
皇帝は、王子を後継者として「冊立」する儀式を行った。
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新しい王女が、厳かな雰囲気の中、正式に「冊立」された。
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古代の歴史書には、王族の「冊立」に関する記録が多く残されている。
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