木骨
もっこつ
名詞
標準
wooden frame
文例 · 用例
近頃氏の握手には木骨に触れる性の無い堅さを感じる。
— 岡本かの子 『ガルスワーシーの家』 青空文庫
この鑑真和尚にもう少し動きを与えたのが法隆寺夢殿にあるその創建者|行信僧都の木骨|夾紵像である。
— 高村光太郎 『本邦肖像彫刻技法の推移』 青空文庫
木骨はやがて木心とかわり、木心夾紵法はやがて純木彫へと移行し、遂に次代弘仁期の木彫全盛に及ぶ。
— 高村光太郎 『本邦肖像彫刻技法の推移』 青空文庫
そこから会社のタグ・ボートでユーコン河を百浬ほどのぼり、ここがクエンスローだと追いおろされたところは、菅がチョビチョビと生えた雪まじりの沼地で、骨ばかりになった雑木林と斜にかしいだ半|潰れの木骨小屋が霧の中からぼんやりとあらわれだしている。
— 久生十蘭 『南部の鼻曲り』 青空文庫
風景はこの話に関係ないから略すが、キャナリーへ着くと、モオリーは雑木林の向うのアメリカ組の木骨小屋へ、おれは希臘人やアルメニヤ人の移民組の天幕と互いに別れ別れになって、こんな狭い土地にいながらめったに逢うようなこともなくなった。
— 久生十蘭 『南部の鼻曲り』 青空文庫
鉄筋は木骨より丈夫だなんて、のんきな事を言つちやゐられない。
— 神西清 『夜の鳥』 青空文庫
石田家における火災は、洋館といっている、翼屋の東裏にある純米風の台所と、半地下式、木骨コンクリートの食料庫の屋根を全焼したところで消しとめられ、そこで夜が明けた。
— 久生十蘭 『我が家の楽園』 青空文庫
三十分以上もゴソゴソやって出てくると、木骨混凝土の絶縁壁の間を通っている、焼け爛れの電線を手繰りながら、ケチンの焼跡へ行き、灰のなかにしゃがんで、その辺を掘っくりかえしていたが、納得したような顔になって、みなのいるところへ戻ってきた。
— 久生十蘭 『我が家の楽園』 青空文庫
作例 · 標準
この古い家は、頑丈な木骨で支えられている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
伝統的な日本建築では、木骨の組み方が非常に重要だ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
職人は、精密な木骨を組んで壁を作り上げた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash