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赫灼

かくしゃく
形容詞-たる副詞-と
1
標準
bright
文例 · 用例
○ 軒先から、広い奥屋のあちこちの小径に幾条となく敷き分けられた庭石のあひだあひだに、白、赤、黄、淡紅、の松葉ぼたんの花が可憐な、しかし犯しがたい強い気稟をこめて、赫灼たる夏の真昼の太陽の光にあらがひ乍ら咲いて居ました。
断片三種 処女時代の追憶 青空文庫
途端金光は赫灼として海底の金佛から起つた。
木下杢太郎 海郷風物記 青空文庫
一度其|赫灼たる霊光の人の胸中に宿るや嬋妍たる柳眉玉頬の佳人をして、猶|且つ這般天馬空を行くの壮事あらしむる也。
石川啄木 閑天地 青空文庫
かれ自身の云うところによれば、ある夜更けに下谷の御成道を通ると、路ばたの町屋の雨戸の隙間からただならぬ光りが洩れているので、不思議に思って覗いてみると、それは古道具屋で、店先にかざってある木彫りの弁天の像から赫灼たる光明を放っていた。
蝶合戦 半七捕物帳 青空文庫
諸方からの寄進も多分にあつまって、弁天堂は再び改築されたので、狭い露路の奥にありながらも、その赫灼たる燈明のひかりは往来からも拝まれて、まことに光明弁天の名にそむかないように尊く見られた。
蝶合戦 半七捕物帳 青空文庫
『新著百種』は薄命なる才人三唖を暗黒なる生涯に送り出すと同時に天才露伴の『風流仏』を開眼して赫灼たる前途を耀かした。
――尾崎紅葉―― 硯友社の勃興と道程 青空文庫
紅葉の『色懺悔』は万朶の花が一時に咲匂うて馥郁たる花の香に息の塞るような感があったが、露伴の『風流仏』は千里|漠々たる広野に彷徨して黄昏れる時、忽然薄靄を排して一大銀輪のヌッと出ずるを望むが如く、また千山万岳の重畳たる中に光明赫灼たる弥陀の山越を迎うる如き感を抱かしめた。
――尾崎紅葉―― 硯友社の勃興と道程 青空文庫
京伝馬琴以後落寞として膏の燼きた燈火のように明滅していた当時の小説界も龍渓鉄腸らのシロウトに新らしい油を注ぎ込まれたが、生残った戯作者の遺物どもは法燈再び赫灼として輝くを見ても古い戯作の頭ではどう做ようもなく、空しく伝統の圏内に彷徨して指を啣えて眼を白黒する外はなかった。
――新文学の曙光―― 四十年前 青空文庫
作例 · 標準
彼の打ち立てた金字塔は、今もなお赫灼たる光を放っている。
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若き天才棋士は、デビュー以来、赫灼たる戦果を挙げ続けている。
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夕日が地平線に沈む瞬間、空は赫灼たる赤色に染まった。
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