竜門
りゅうもん
名詞
標準
文例 · 用例
生れて間もない私が竜門の鯉を染め出した縮緬の初着につつまれ、まだ若々しい母の腕に抱かれて山王の祠の石段を登っているところがあるかと思うと、馬丁に手を引かれて名古屋の大須観音の広庭で玩具を買っている場面もある。
— 寺田寅彦 『厄年と etc.』 青空文庫
三 登竜門ここを過ぎて、一つ二銭の栄螺かな。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
登竜門というものは、ひとを市場へ一直線に送りこむ外面如菩薩の地獄の門だ。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
甥の春久上人という竜門寺に居たのが、介抱に来ていた。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
真柄父子を始めとし、前波兄弟、小林瑞周軒、竜門寺、黒坂備中守等大将分多く討死した。
— 菊池寛 『姉川合戦』 青空文庫
大昔、竜門の峡谷に、これぞ真の森の王と思われる古桐があった。
— 茶の本 『茶の本』 青空文庫
すると、琴中に竜門の暴風雨起こり、竜は電光に乗じ、轟々たる雪崩は山々に鳴り渡った。
— 茶の本 『茶の本』 青空文庫
真の芸術は伯牙であり、われわれは竜門の琴である。
— 茶の本 『茶の本』 青空文庫
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出典: 竜門 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0