変幻出没
へんげんしゅつぼつ
名詞動詞-サ変
標準
being protean and elusive
文例 · 用例
当時関八州を横行して、変幻出没、渚の網に陽炎の影も留めず、名のみ御曹子万綱と、音に聞えた大盗あり。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
山もとより少なからず、しかも変幻出没して雲表に豪然たる偉容を作れるは少なし。
— 佐左木俊郎 『文学に現れたる東北地方の地方色』 青空文庫
見あげる空には星の変幻出没が限りなかつた。
— 牧野信一 『幽霊の出る宮殿』 青空文庫
変装とか、変幻出没の超人的行為の力を借りない点において、ともかく、自然味をあまり損じていないのがこれらを通じて作者の手柄である。
— ――特に江戸川乱歩氏に就て―― 『日本の近代的探偵小説』 青空文庫
鬼は昼間でも種々の奇怪な形を見せて変幻出没するのでした。
— 稽神録 『中国怪奇小説集』 青空文庫
変幻出没するそうだ。
— 国枝史郎 『神州纐纈城』 青空文庫
闇太郎という名乗りも、大方、自分がつけたのではなく如何なる真の闇夜をも、白昼を行く如く、変幻出没が自在なので、世間で与えた、渾名が、いつか、呼び名になったのであろう。
— 三上於菟吉 『雪之丞変化』 青空文庫
(緑林黒白ニ曰ク)大盗暁星五郎、ソノ本名白須庄左衛門、西国某侯遺臣ニシテ、幕府有司ニ含ム所アリ、主トシテ大名旗本ヲ襲フ、島原ノ遊女花扇、是ト馴染ンデ党中トナリ、変幻出没ヲ同ジウス、星五郎強奪度無シト雖モ、ヨク散ジテ窮民ヲ賑ス、云々。
— 国枝史郎 『首頂戴』 青空文庫
作例 · 標準
その怪盗は変幻出没で、厳重な警備網をいとも簡単にすり抜けて目的の宝石を盗み出した。
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ゲリラ部隊はジャングルの地形を活かし、変幻出没する戦術で敵の正規軍を大いに苦しめた。
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ネット上に変幻出没する匿名のハッカー集団に対し、警察は捜査の糸口すら掴めずにいた。
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