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賑々

賑々
名詞
1
標準
文例 · 用例
山村水廓の民、河より海より小舟|泛かべて城下に用を便ずるが佐伯近在の習慣なれば番匠川の河岸にはいつも渡船集いて乗るもの下りるもの、浦人は歌い山人はののしり、いと賑々しけれど今日は淋びしく、河面には漣たち灰色の雲の影落ちたり。
国木田独歩 源おじ 青空文庫
見送りの百姓達で家の表、賑々しい。
山中貞雄 武蔵旅日記 青空文庫
揃いのように紅白のだんだら幕で、柳の根方に店囲いを作り、羽子板店に紙鳶店はもちろん、神棚の祭具を売る店、餅網、藁のお飯|櫃容れを売る店、屠蘇の銚子や箸袋を売る店、こういう正月向きの売店が賑々しく普通の売店に混り、普通の売店も負けず劣らず飾り立てゝ、もはや春が見舞って来た景気です。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
春先の町の景気の話が嘉六によって賑々しく伝えられます。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
想えばここを去りし時の淋しく悲しかりしに引き換えて、今は多くの人々に附き纏われ、賑々しくも帰れることよ。
福田英子 妾の半生涯 青空文庫
そうして真岡の街は歓迎門が建ち、黄や赤や緑や紫の万国旗で賑々しく満飾されていた。
北原白秋 フレップ・トリップ 青空文庫
――となると、二號活字を思切つて使つた、誇張を極めた記事が、賑々しく埋めてある。
石川啄木 菊池君 青空文庫
――となると、二号活字を思切つて使つた、誇張を極めた記事が、賑々しく埋めてある。
石川啄木 菊池君 青空文庫