下にも置かぬ
したにもおかぬ
表現
標準
giving a royal welcome
文例 · 用例
また、雪太郎父子は、見るかげもなく落ぶれ果てた私が妻を引き伴れて、もう長い間この家の二階に籠居してゐるのだが、恰も私を代官のやうに尊敬して、下にも置かぬもてなしである。
— 牧野信一 『バラルダ物語』 青空文庫
あたふたと老尼も出て來て、下にも置かぬやうにしてそれを迎へた。
— 田山花袋 『道綱の母』 青空文庫
何しろ夕霧と云い、浮橋と云い、島原や撞木町の名高い太夫たちでも、内蔵助と云えば、下にも置かぬように扱うと云う騒ぎでございましたから。
— 芥川龍之介 『或日の大石内蔵助』 青空文庫
日に幾人となくみこや僧はその白かべの館を訪う、その度に人々は下にも置かぬようにもてなしてその祈りやねがいの甲斐があろうがなかろうがかえりのひきでものには銀と絹、これも一つは物狂おしい光君への供養(まだ死にはしないが)と母君達が思ったのである。
— 宮本百合子 『錦木』 青空文庫
先生が江戸へ発とうとする時、生涯衣食のご心配はかけませんからどうぞ大阪にお止まりを、と言って皆々袖を引止めた程だったから、今度また先生が大阪へ下ったと知ったら、誰も彼もと押寄せて下にも置かぬ款待をするにちがいない。
— 長崎ものがたり 『平賀源内捕物帳』 青空文庫
それもこれも、親分の御骨折の御蔭、今晩はどうぞ御ゆっくり召し上がって下さい」 本当に下にも置かぬ待遇でした。
— 幻の民五郎 『銭形平次捕物控』 青空文庫
早速尾州藩の蔵屋敷へ行くと大橋要人が自分で案内に出て、「平次殿、平次殿」 と下にも置かぬ扱い。
— 怪盗系図 『銭形平次捕物控』 青空文庫
それもこれも、親分の御骨折の御蔭、今晩はどうぞ御ゆつくり召し上つて下さい」 本當に下にも置かぬ待遇でした。
— 幻の民五郎 『錢形平次捕物控』 青空文庫
作例 · 標準
亡くなった父の友人たちが弔問に訪れた際、母は下にも置かぬもてなしで彼らを迎え入れた。
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遠方からのお客様だったので、できる限りの準備をして、下にも置かぬ歓迎の意を示した。
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彼女の丁寧な言葉遣いと心配りからは、相手を尊重し、下にも置かぬような敬意が感じられた。
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