業を煮やす
ごうをにやす
表現動詞-五段-サ行
標準
to lose one's temper
文例 · 用例
事件の推移はこんな風で卵屋が業を煮やすことのある外表面甚だ平靜のうちに時日が經過して行く。
— 長塚節 『芋掘り』 青空文庫
ところが、小説虐殺の場合は十遍でも二十遍でも引立てられていっては念入の虐殺をうけるのであるから、たまったものではない、尤もいくたび殺されても執念深く生き換わるのであるから、執行人の方でも業を煮やすのであろうが。
— 海野十三 『軍用鼠』 青空文庫
そして、そんな場合には、終ひには知らず識らず走る、己れの菲薄性を宿命的に踏みつけるやうな妄想に駆られて、極めて漠然と業を煮やすのであつた。
— 牧野信一 『蔭ひなた』 青空文庫
それは業を煮やすはずでしょう。
— ――或は「恋愛は至上なり」―― 『或恋愛小説』 青空文庫
」「何もそれ程に業を煮やす事は無え。
— 芥川龍之介 『鼠小僧次郎吉』 青空文庫
しかし、また一方、その「反省」の考のあまりにもかまびすしいのに、やゝ業を煮やすという、もつともな現象もなくはない。
— 岸田國士 『いわゆる「反省」は我々を救うか』 青空文庫
米友は、道庵に心服しておりながらも、どうかすると、そのいけずうずうしいことに業を煮やすことはありながら、人命を扱うことにおいて、茶飯を食うような手軽さと、周到にして抜かりのなかりそうな用意のほどを見ると、おらが先生はエライ、と舌を捲かないということはありません。
— めいろの巻 『大菩薩峠』 青空文庫
みんな総立ちになり、いっぽう腹ばいになったまま、頑としていうことをきかない犬に業を煮やす。
— POIL DE CAROTTE 『にんじん』 青空文庫
作例 · 標準
何度注意しても聞かないので、父は業を煮やした。
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会議が長引き、参加者の多くが業を煮やし始めた。
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「いい加減にしろ!」と、業を煮やして彼は叫んだ。
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