風道
かざみち異読 かぜみち
名詞
標準
path of the wind
文例 · 用例
この達者な隠居に言わせると、新茶屋の林の方で調べて来た倒れ木は、落合堺の峰から風道通りへかけて、松だけでも五百七十本の余に上る。
— 第一部下 『夜明け前』 青空文庫
久太夫の竹光は、雪もよいの低い雲の下で、旋風の風道にしたがって生き物のように高く低く舞い遊んでいたが、濠を越え、吹上の御苑のあるあたりで、ふっと見えなくなってしまった。
— 久生十蘭 『ボニン島物語』 青空文庫
羽前南村山郡本沢村大字長谷堂字風道野飛騨|益田郡|下呂村大字東上田字フドノ紀伊|伊都郡高野村大字花坂字不動野 終りのものは高野だけに不動に附会している。
— 柳田國男 『地名の研究』 青空文庫
事のついでに少しくあのころの世間の噂を比較してみると、例えば会津の実相寺の二十三世、桃林契悟禅師号は残夢、別に自ら秋風道士とも称した老僧はその一人であった。
— 柳田国男 『山の人生』 青空文庫
それよりもさらに有名なのは会津城下の実相寺、第二十三世の桃林契悟禅師、その号を残夢または秋風道人という者はすなわち海尊だということが、すでに林羅山の『神社考』などにも見えている。
— 柳田国男 『雪国の春』 青空文庫
作例 · 標準
都会のビル風を解消するために、建物の配置を工夫して「風道」を確保する都市計画が進められている。
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山あいの集落では、決まった季節になると谷に沿って強い風が吹き抜ける「風道」があり、家々の防風林がそれを防いでいる。
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「ここの廊下は玄関から裏庭まで真っ直ぐ抜けているから、夏場は絶好の風道になって涼しいんだ」
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鬱蒼とした森の中にも、地形の傾斜によって空気の流れができる特定の風道が存在する。
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