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木叢

こむら
名詞
1
標準
thicket
文例 · 用例
裏庭のすぐ先を流れている千歳川の上流をすかしてみると、五町ほどの所に火影が木叢の間を見え隠れしていた。
有島武郎 星座 青空文庫
「兄さんでねえか」 道の方から木叢ごしにこう呼びかける弟の声がした。
有島武郎 星座 青空文庫
たそがれというべき暗らさになって、行く手には清逸の家の灯だけが、枯れた木叢の間にたった一つ見やられた。
有島武郎 星座 青空文庫
試に雙眼鏡を取りて望一望すれば、此連山と相接して、殆んど其腹をなすが如く隆然として高きもの、樹木叢生するものゝ邊人家の簇々として立つをみる。
長塚節 草津行 青空文庫
ああ神無月、木叢なる葉ぞ散り透きて、濃青の空の微笑ひ、然はほのめきつ。
薄田淳介 白羊宮 青空文庫
夕霧は、身樣たゆげに、目馴樹の木叢にまきて、うしろ袈裟に。
薄田淳介 白羊宮 青空文庫
正面には、見上げるような樅の木叢がたちはだかっていて、視界を遮っていたが、右のほうには隙間があって、そこからは遠く農園のあたりまで伸びている、荒れ放題に荒れた野原が見えた。
モオパッサン 初雪 青空文庫
特に破風のような斜面では一本として立っているものはなく、皆風に吹き倒されるか雪に押し伏せられるかして、岩の間に朽ち残ったり、木叢の中にけし飛んだりしている、夫を探し出すのが容易でなかった。
木暮理太郎 思い出す儘に 青空文庫
作例 · 標準
獲物を狙う野良猫が、しなやかな動きで木叢の中へ消えていった。
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秋の夕暮れ、庭の隅にある木叢から虫たちの合唱が聞こえてくる。
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子供たちは、神社の裏手にある大きな木叢を秘密基地にしていた。
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