我主
わぬし
代名詞
標準
you
文例 · 用例
その覺悟は矢張りしツかりした自我主義で、この根本を侵されない以上は、毫も恥ることはなかつたと。
— 發展 『泡鳴五部作』 青空文庫
この時の有様を『甲陽軍鑑』に、「敵味方三千七百の人数入り乱れて突いつ突かれつ伐つ伐たれつ互に具足の綿噛みを取り合ひ組んで転ぶもあり首をとつて立ちあがれば其首は、我主なりと名乗つて鑓つけるを見ては又其者を斬り伏せ後には十八九歳の草履取りまで手と手を取合差違へ候」とある。
— 菊池寛 『川中島合戦』 青空文庫
信長の使が徳川の陣に来って、先陣せよと下知を伝えた処、大久保兄弟に属している内藤四郎右衛門|信成、金の軍配|団扇に七曜の指物さしたのが、「我主君は他人の下知を受けるものではない。
— 菊池寛 『長篠合戦』 青空文庫
ヱネチアは大いなる悲哀の郷なり、我主觀の好き對象なり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
皮肉家は多くの場合に自我主義者で、どうかすると自分の持味で他の味をかき乱そうとするからだ。
— 薄田泣菫 『艸木虫魚』 青空文庫
我主として試みんとするは徳育、美育、気育、体育にあり。
— 正岡子規 『病牀譫語』 青空文庫
原因は、男の強大な主我主義と肉情によって、アンネットは自分が彼の愛人として人格的に陥りかかっている屈辱の深淵を見透し、自分の健康な自尊心をとりかえさずにいられなくなったのであった。
— 宮本百合子 『アンネット』 青空文庫
『助けて、助けて』と男は叫んだ、『我主人、惡漢六名の狼藉に遇ひ(been set on)、力及ばず(overcome)繩かけられ(bound)、其の命覺束なし(I fear for his life)。
— KING ARTHUR'S ROUND TABLE 『アーサー王物語』 青空文庫
作例 · 標準
(時代劇風)「わぬし、何を隠している!」と奉行が鋭く問い詰めた。
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昔話の登場人物が、相手に「わぬし」と呼びかけている場面があった。
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(古風な表現)「わぬしの望み、叶えて進ぜよう。」
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