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楽府

がふ異読 がくふ
名詞
1
標準
Music Bureau (Han dynasty; government office responsible for collecting folk songs)
文例 · 用例
近世、晏叔原の楽府詞に云ふ、門外緑楊春繋馬、床前紅燭夜呼盧と。
その七 ――放翁詩話三十章―― 放翁鑑賞 青空文庫
紫式部の日記を読むと、この稀有の女流文豪が儕輩の批難を怖れて、平生は「一」という文字すらどうして書くか知らないような風を装い、中宮のために楽府を講じるにも人目を避けてそっと秘密に講じています。
与謝野晶子 「女らしさ」とは何か 青空文庫
此の書は白楽天が楽府にも越え、仏の未来記にもをとらず、末代の不思議何事かこれに過ぎん。
――予言僧日蓮―― 学生と先哲 青空文庫
彼が遺物として日本に与へたるものは即ち外史二十二巻、政記十五巻、通議二巻、日本楽府一巻、其他文集詩鈔の類となす。
山路愛山 頼襄を論ず 青空文庫
われ茉莉素馨の花と而してこの来青花に対すれば必先考日夜愛読せし所の中華の詩歌|楽府艶史の類を想起せずんばあらざるなり。
永井荷風 来青花 青空文庫
唐人説薈に載せられし楽府雑録を読む。
断腸亭日記巻之三大正八年歳次己未 断腸亭日乗 青空文庫
そしてはや、楽府の仙楽と満庭の万歳のうちに式を終って、今しも袞龍錦衣のお人影が、侍座の玉簪や、侍従の花冠と共に珠の椅子をお立ちあらんと見えたときであった。
吉川英治 新・水滸伝 青空文庫
いや宋江もめずらしく大酔し、酔うと彼の癖で、筆硯を求め、楽府(絃にのせて歌える詩)の一章を、墨も、りんりと書き流していた。
吉川英治 新・水滸伝 青空文庫
作例 · 標準
漢の武帝によって設置された楽府は、民間から歌謡を収集して宮廷音楽の充実に役立てた。
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音楽行政を司る楽府という機関があったおかげで、当時の庶民の歌が後世に伝わった。
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楽府の役人たちは各地を巡り、土地ごとのリズムやメロディーを丹念に採譜していった。
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2
標準
yuefu (genre of Chinese poetry composed in a folk song style)
作例 · 標準
中国文学の講義で、楽府独特の五言形式がどのように発展していったかを研究した。
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杜甫などの詩人は、伝統的な楽府の題を借りて当時の社会矛盾を痛烈に風刺した。
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楽府に綴られた物語詩からは、戦乱に翻弄される当時の民衆の苦悩がリアルに伝わってくる。
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ウィキペディア

楽府(がふ)とは、漢魏の漢詩の一形式で、古体詩の一種。南朝斉の武帝の命を受けて撰した南朝宋の正史である『宋書』の「楽志」に記載されたため、現存する貴重な文学作品である。その文体を楽府体(がふたい)ともいう。

出典: 楽府 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0