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一刹那

いっせつな
名詞副詞
1
標準
(a) moment
文例 · 用例
何故なれば、君の感情は恐怖の一刹那に於て、正しく君の肋骨の一本一本をも数へ得るほどの鋭さを持つてゐるからだ。
萩原朔太郎 月に吠える 青空文庫
一刹那には、スタニスラウスがひどく忙しさうな態度をしてゐる。
DAS FAMILIENFEST 祭日 青空文庫
ただ一刹那の間ではございましたけれど、あなたはただ手と手とが障ったばかりで、わたくしを裸体にしてお抱きあそばしたのでございますよ。
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 家常茶飯 青空文庫
黄燐マッチが、自然と摩擦して一刹那に発火する音響だ。
黒島傳治 武装せる市街 青空文庫
実さんは自分の一刹那の気持を分析する力が極めて強い。
夢野久作 実さんの精神分析 青空文庫
と思う一刹那に、怪しい声はまたも聞こえて、今度は「ママア」と悲しげに呼んだ。
岡本綺堂 河鹿 青空文庫
……そのシンカンとした一刹那が暗示する、測り知れない、ある不吉な予感……この工場が破裂してしまいそうな……。
夢野久作 怪夢 青空文庫
そうして一群の鳩が、驚いて飛び立って、唯さえ暗い中庭を、一刹那の間、一層暗くしたというのも、まさに、そのとおりで、原作者は、女のうしろに立ってちゃんと見ていたのであります。
太宰治 女の決闘 青空文庫
作例 · 標準
閃光とともに、その出来事は一刹那にして終わった。
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喜びも悲しみも、人生における一刹那に過ぎないのかもしれない。
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彼は一刹那の間に状況を判断し、的確な指示を出した。
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夕焼けが最も美しく輝くのは、まさに一刹那の出来事だ。
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