腹立ち紛れ
はらだちまぎれ
形容動詞
標準
fit of anger
文例 · 用例
私は腹立ち紛れに、『アンタに買うてもろうたチャ詰まらん』 と怒鳴ってメチャメチャに泣出しましたが、あん時はダイブ失恋しておりましたナア。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
そんな時にはただいちずに腹痛を口実にして、一人になって、腹立ち紛れにあり合わせたものを取って床の上にほうったりした。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
その挙げ句どこから浜田俊夫という名前が出てきたのかといえば、腹立ち紛れに当初筆名は只野義明(〈ただの偽名〉のもじり)としたがさすがにアスキーから拒否され、そのときたまたま読み返していた広瀬正の『マイナス・ゼロ』の主人公の名をぱくってこうしたというのが真相だそうである。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
よし、勝手にしやがれ……」 ようやく意識を恢復した私は腹立ち紛れに父に喰ってかかった。
— ――獄中手記―― 『何が私をこうさせたか』 青空文庫
八 次の日、ふと道助は昨日腹立ち紛れに物置の中へ抛り込んでそのまゝになつてゐる小鳥のことを思ひ出した。
— 十一谷義三郎 『静物』 青空文庫
恐らくは腹立ち紛れに走り出て、多次郎を引摺りながら、街を(――畑か?
— 坂口安吾 『竹藪の家』 青空文庫
が、千住の大橋へ行つて氣が附いたのです、腹立ち紛れに飛出したものの、私が主人に預けてある金は五十兩、此處で百兩の金を持逃げしては、私は、泥棒になります。
— 權八の罪 『錢形平次捕物控』 青空文庫
脇差は胸から肩へ逆樣に突き拔けて居るぜ」「腹立ち紛れに突き上げたんです」「宜いよ、もう澤山だ。
— 罠 『錢形平次捕物控』 青空文庫
作例 · 標準
腹立ち紛れに、思わずひどい言葉を言ってしまった。
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彼は腹立ち紛れにテーブルを叩き、コップを倒してしまった。
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腹立ち紛れの行動は、後で後悔することが多い。
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