籖
籖
名詞
標準
文例 · 用例
時に、喋っているうちに気が付いたがね、今夜は、“Bicho”の発表の晩じゃないか」 “Bicho”というのは、ブラジル特有の動物|富籖である。
— 水棲人 『人外魔境』 青空文庫
その、当り籖が今宵の十二時に、ラジオを通じていっせいに発表されるのだ。
— 水棲人 『人外魔境』 青空文庫
それから二人は、パゲタ島からにおう花風のなかで、動物富籖の発表を待ちながら酒杯を重ねていった。
— 水棲人 『人外魔境』 青空文庫
「ううい、動物富籖を一枚、てめえ大切候に持ってやがって……。
— 水棲人 『人外魔境』 青空文庫
おいカムポス、俺はなんだか、可笑しくって仕様がねえ」 「ハッハッハッハッハ、なけなしの俺が一枚看板みたいに、動物富籖をもっているのが、そんなに可笑しいか。
— 水棲人 『人外魔境』 青空文庫
おそらく、動物富籖をもたぬものは一人もあるまいと思われるほど、この富籖には驚くべき普遍性がある。
— 水棲人 『人外魔境』 青空文庫
そのうち、最高位の五万ミルの当り籖が、カムポスの持っているガラガラ蛇札のなかにあるという、声に続いて番号の発表。
— 水棲人 『人外魔境』 青空文庫
そうそう、昨日の籖は一番違いだったっけがと……じっと目をつぶるとゆうべの記憶が、瞼の裏へ走馬燈のように走りはじめる。
— 水棲人 『人外魔境』 青空文庫