大病
たいびょう
名詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #39925 · 青空 416 例
標準
serious illness
文例 · 用例
結局僕一人が引越の手伝ひ人であり、その弱々しい、事実またちよく/\大病を患ふその叔母と僕との二人だけが引越万端のことをするのだとすると、まづまづ僕一人が大部分のことをしなければならない。
— 中原中也 『引越し』 青空文庫
夢應の鯉魚は、三井寺の興義といふ鯉の畫のうまい僧の、ひととせ大病にかかつて、その魂魄が金色の鯉となつて琵琶湖を心ゆくまで逍遙した、といふ話なのですが、私は之をよんで、魚になりたいと思ひました。
— 太宰治 『魚服記に就て』 青空文庫
せめて代わりの人のあるまで辛抱してくれと、よしやまだ一介の書生にしろ、とにかく一家の主人が泣かぬばかりに頼んだので、その日はどうやら思い止まったらしかったが、翌日は国元の親が大病とかいうわけでとうとう帰ってしまう。
— 寺田寅彦 『どんぐり』 青空文庫
と寝床の中で思っていると、しばらくして変な声がしたので、あっと思ったまま、ひかれるように大病人が起きて出た。
— 梶井基次郎 『城のある町にて』 青空文庫
すったもんだの揚句は大病になって、やっと病院から出て千葉県の船橋の町はずれに小さい家を一軒借りて半病人の生活をはじめた時の姿は、これです。
— 太宰治 『小さいアルバム』 青空文庫
私は生れた時から今まで、実にやっかいな大病にかかっているのかも知れない。
— 太宰治 『父』 青空文庫
実に、べらぼうにお金のかかる大病人である。
— 太宰治 『父』 青空文庫
一族から、このような大病人がひとり出たばかりに、私の身内の者たちは、皆|痩せて、一様に少しずつ寿命をちぢめたようだ。
— 太宰治 『父』 青空文庫
作例 · 標準
彼は数年前、大病を患ったが、奇跡的に回復した。
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大病を乗り越えた経験から、人生観が変わったという人もいる。
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「まさか、あんなに元気だったのに大病を患うなんて…信じられない。」
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