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孤客

こかく
名詞
1
標準
lone traveller
文例 · 用例
少しはしたないような気はしたが、天涯の孤客だからと自分で自分に申し訳を云った。
寺田寅彦 郷土的味覚 青空文庫
その瞬間私もまたその天地の孤客たることを感じたのである。
梶井基次郎 交尾 青空文庫
あとに残る天外孤客の感じ。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
徳川氏時代の戯作家は言へば更なり、古への歌人も、また彼の霊妙なる厭世思想家|等も、遂に処女の純潔を尊むに至らず、千載の孤客をして批評の筆硯に対して先づ血涙一滴たらしむ、嗚呼、処女の純潔に対して端然として襟を正うする作家、遂に我が文界に望むべからざるか。
北村透谷 処女の純潔を論ず 青空文庫
この時に我が為めにこの幻境を備へ、わが為にこの幻境の同住をなせしものは、相州の一孤客大矢蒼海なり。
北村透谷 三日幻境 青空文庫
このへんを歩いている人たちの大部分は、西洋人でも日本人でも、男でも女でも、みんなたった今そこで生命の泉を飲んできたような明るい活気のある顔をしている中で、この老婦人だけがあたかも黄泉の国からの孤客のように見えるのであった。
寺田寅彦 軽井沢 青空文庫
われは又蹣跚として階を上り、おぼつかなき孤客の夢を結びぬ。
IMPROVISATOREN 即興詩人 青空文庫
魚容はそのよごれ物をかかえて裏の河原におもむき、「馬|嘶て白日暮れ、剣鳴て秋気来る」と小声で吟じ、さて、何の面白い事もなく、わが故土にいながらも天涯の孤客の如く、心は渺として空しく河上を徘徊するという間の抜けた有様であった。
――新曲聊斎志異―― 竹青 青空文庫
作例 · 標準
雪の降る駅のホームで、一人の孤客が列車を待っていた。
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旅の途中で出会った孤客と、焚き火を囲んで短い言葉を交わす。
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彼は自らを孤客と呼び、定住することなく各地を転々としている。
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ウィキペディア曖昧さ回避

孤客(こかく)とは、1人旅をしている人 の意。旅人を参照。

作品名
出典: 孤客 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0