藻玉
もだま
名詞
標準
文例 · 用例
私も二十四歳の時、三河の伊良湖岬に一カ月あまり滞在して、風の吹いた翌朝など椰子の実や藻玉を拾ったことがある。
— 柳田国男 『故郷七十年』 青空文庫
そのモダマというのは正しい名かどうか知らぬが、伊良湖で椰子とともに私が拾った中にも、藤の実の形をして莢が二尺もあり、堅く扁たい濃茶色の豆をもったものを、土地でもモダマと呼んでいたから同じもので、産地季節が同じかったために、偶然に長い海上の旅を共にすることがあったのであろう。
— 柳田国男 『海上の道』 青空文庫