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火燵

こたつ
名詞
1
標準
文例 · 用例
その日、夕飯をすませてから、私たちは次兄に誘はれて彼の部屋へ行き、三人して火燵にはひりながらトランプをして遊んだ。
太宰治 思ひ出 青空文庫
」 そこへかず枝が、大きい火燵を自分で運んで持って来た。
太宰治 姥捨 青空文庫
かず枝の蒲団の足のほうに、大きい火燵がいれられていて、温かそうであった。
太宰治 姥捨 青空文庫
火燵もって来てよう。
太宰治 姥捨 青空文庫
手水鉢を座敷のまん中で取り落として洪水を起こしたり、火燵のお下がりを入れて寝て蒲団から畳まで径一尺ほどの焼け穴をこしらえた事もあった。
寺田寅彦 どんぐり 青空文庫
それは二月の末の事で、毎日大風が吹きすさび、雨戸が振動し障子の破れがハタハタ囁き、夜もよく眠れず、私は落ちつかぬ気持で一日一ぱい火燵にしがみついて、仕事はなんにも出来ず、腐りきっていたら、こんどは宿のすぐ前の空地に見世物小屋がかかってドンジャンドンジャンの大騒ぎをはじめた。
太宰治 黄村先生言行録 青空文庫
」先生は大きい紙いれを懐中から出して火燵の上に載せてにやりと笑った。
太宰治 黄村先生言行録 青空文庫
」先生は立って行って、その男の肩に手を掛け、むりやり火燵にはいらせ、「まあ一つ飲み給え。
太宰治 黄村先生言行録 青空文庫