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袁彦道

えんげんどう
名詞
1
標準
gambling
文例 · 用例
「さようで……蔵元屋のお熊は天下御法度の袁彦道の名人で御座いました。
――博多名物非人探偵 狂歌師赤猪口兵衛 青空文庫
見張りの眼を巧みに潜ってきた銀之丞が、閉め切った本堂の雨戸の隙間からチラチラ洩れる火影を窺いてみると、正しく天下晴れての袁彦道の真盛り。
夢野久作 名娼満月 青空文庫
こういう事になって見ると、賭博をして勝ったところで一向|得が行かず、かえって汚名を世上に晒す結果となるので、さしも盛んであった袁彦道の流行も、次第に衰えて、民皆その業を励むに至った。
穂積陳重 法窓夜話 青空文庫
……」「ああいう人物の常として、袁彦道の方面へも、ちょいちょい次郎吉も手を出すそうで」「ははあ左様でござるかな」 細川の藩士眼を見合わせた。
国枝史郎 善悪両面鼠小僧 青空文庫
「なにの、俺は、お前の稼業は、こいつだろうと思っていたのさ」壺を振るような手付きをし、「ソーレどうだ、袁彦道
国枝史郎 名人地獄 青空文庫
ところでこのバカントラ、手品や音曲を演るのではなく、連夜高座へ花札やさいころを持って押し上がっては、いわゆるいかさまばくちの種明かしをやって見せ、いささか袁彦道をあそぶ人々への、戒めとはしたのである。
正岡容 艶色落語講談鑑賞 青空文庫
兵藤 アハハハ、甚伍左とくると何の話でも袁彦道にもってくるからかなわん。
三好十郎 斬られの仙太 青空文庫
親分一人の向うを張って布いた陣、ささ駒を並べておくんなさい」 と、眼を血走らせているのは袁彦道の胴元、盆蓙の周りには、十四、五人の男が、同じように、生唾を呑んで、よからぬ弄みに夢中の態。
吉川英治 剣難女難 青空文庫
作例 · 標準
家財を投げ打ってまで袁彦道に耽る姿は、もはや執念を超えて狂気を感じさせた。
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袁彦道もほどほどにしろよ」と、仲間たちが博打好きの彼をからかう。
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袁彦道で負けが込み、彼は一夜にして全財産を失ってしまった。
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古人の筆によれば、袁彦道とは博打の別名であり、晋の時代の人物の名に由来する。
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