幻辞.com

所役

しょやく
名詞
1
標準
文例 · 用例
おはようこれへお出会いめされいッ」 声にあわただしく姿を見せたのは、番頭次席あたりとおぼしき関所役人です。
毒を抱く女 右門捕物帖 青空文庫
「お関所役人つつしんで、ご奉持なさりませい。
毒を抱く女 右門捕物帖 青空文庫
宮永は二人扶持十石の台所役人で、先代に殉死を願った最初の男であった。
森鴎外 阿部一族 青空文庫
かかる例多きゆえ、『紀南新報』に、今の合祀の遣り方では、故跡旧物を破壊して土俗を乱して得るところは狸一疋くらいに止まる、いっそ郡村の役所役場より比較的正直確実なる警察署に合祀処分を一任しては如何、と論ぜる人ありしは明論なり。
南方熊楠 神社合祀に関する意見 青空文庫
汚い畳敷の上へ台を置いて、三人の会所役人が、横柄に、旅人の出す金と、川札とを引換にした。
直木三十五 南国太平記 青空文庫
拙者等は役目として、人柱にもってこいの母娘二人連れをとらえさえすればよいのじゃ」 往来はシンとして、旅人の姿もないままに、関所役人たちはワイワイ雑談にふけっている。
日光の巻 丹下左膳 青空文庫
いや、モスクワ市内の事務所役所のひける四時、四時後、九時頃まではよたよた歩きをする年頃からはじまって小学校ぐらいまでの幼童幼女で並木通りは祭だ。
宮本百合子 子供・子供・子供のモスクワ 青空文庫
そうそう、初めて甲州入りの時、一人の女が血眼になって、手形なしに関所を抜けようとして関所役人に食い留められた時、駒井能登守の情けある計らいで、わざと目的地の方の木戸へ追い出させたことがある。
安房の国の巻 大菩薩峠 青空文庫