明達
めいたつ
形容動詞名詞
標準
wisdom
文例 · 用例
既に将門の乱が起つた時でも、浄蔵が大威徳法で将門を詛ひ、明達が四天王法で将門を調伏し、其他神社仏寺で祈立て責立てゝ、とう/\祈り伏せたといふ事になつてゐる。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
現に将門を滅ぼす祈祷をした叡山の明達阿闍梨の如きも、松尾明神の託宣に、明達は阿倍仲丸の生れがはりであるとあつたといふことが扶桑略記に見えてゐるが、これなぞは随分|変挺な御託宣だ。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
……これ十二神、聡明達識、その方の資をもってしても、田沼の悪逆わからぬか※」「その悪逆はいざ知らず、すくなくも私より見ますれば、田沼様は大施政家!
— 国枝史郎 『血煙天明陣』 青空文庫
智恵伊豆と呼ばれ剃刀と呼ばれる、聡明達識の伊豆守は、今回の事件では姉小路卿に、もっとも好意を寄せた方で、めでたく解決のついたことを、自分のことのように喜んだ。
— 国枝史郎 『猫の蚤とり武士』 青空文庫
ご聡明達識の大塔宮には、尊氏の野望を観破あそばされ、未前に剪除あそばされようとなされた。
— 国枝史郎 『あさひの鎧』 青空文庫
松任町の明達寺には暁烏敏がいて、親鸞思想普及の開拓者として多くの信者を集めていた。
— 中谷宇吉郎 『根強い北陸文化』 青空文庫
からたちの垣がくずれているところから草の茂った廃園が見え、奥の方に丘があってその上に茶室めいたつくりの小さい家が白く障子をしめて建っているのなどもわかった。
— 宮本百合子 『田端の汽車そのほか』 青空文庫
光線の工合で樫や青木やの葉の茂みが藍のこい緑に重なって見える間に、乙女椿の桃色の花が、平常よりはこれもいくらか、涼やかなかっちりと少しやきものめいたつめたさで大変美しい。
— 一九四三年(昭和十八年) 『日記』 青空文庫
作例 · 標準
彼は事の本質を見抜く明達な判断力を持ち、部下からの信頼も厚い。
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複雑な情勢を読み解く明達な視点こそが、今のリーダーには求められている。
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長年の経験によって培われた彼の明達な知恵に、何度も助けられた。
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