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両断

りょうだん
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
1
標準
bisection
文例 · 用例
フィンの射た矢は、まさに放たんとするエーナールの弓のただ中にあたって弓は両断する。
寺田寅彦 春寒 青空文庫
はなはだしきは、鉈でもって林檎を一刀両断、これを見よ、亀井などという仁は感涙にむせぶ。
太宰治 豊島與志雄著『高尾ざんげ』解説 青空文庫
いまはただ憎い奴を一刀両断に切り捨てるまでだ。
太宰治 新釈諸国噺 青空文庫
岡田は手を弛めずに庖刀を五六度も前後に動かしたかと思う時、鋭くもない刃がとうとう蛇を爼上の肉の如くに両断した。
森鴎外 青空文庫
一気に扉を押し破りて窖の中に躍り入り、呀つと逃げ迷ふ奈美女の白き胴体を、横なぐりに両断し、総身の黥を躍らせて掴みかゝる馬十の両腕を水も堪まらず左右に斬り落す。
夢野久作 白くれない 青空文庫
……こうした湊屋仁三郎一流の痛快な消息のドン底を把握し、神経衰弱の無限の乱麻を一刀両断しようと思うならば請う、刮目して次回を読め!
夢野久作 近世快人伝 青空文庫
ただただ大地を両断して、海と陸とに分かち、白波と漁船とが景色を彩なし、円大な空が上をおおうてるばかりである。
伊藤左千夫 紅黄録 青空文庫
人物を柱で縱に両断してしまつてから、更にそれをまとめるといふ方法などは、完全に情緒主義者のやる方法ではない。
美術論・画論 小熊秀雄全集−19− 青空文庫
作例 · 標準
議論の余地なく、悪事を両断するべきだ。
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彼は迷わず不正を両断し、組織の信頼を守った。
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古い慣習を両断し、新しい時代に合わせた改革を進める。
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