大谷石
おおやいし
名詞
標準
Oya tuff stone
文例 · 用例
テラス下は舗装され、コンクリートのベンチと大谷石のグリルのある、バーベキューガーデンになっている。
— 第1章 ローラーコースター、1966年 『45回転の夏』 青空文庫
たね子は紋服を着た夫を前に狭い階段を登りながら、大谷石や煉瓦を用いた内部に何か無気味に近いものを感じた。
— 芥川龍之介 『たね子の憂鬱』 青空文庫
井戸の横手に塀の修繕に用いて余った大谷石が積まれていた。
— 坂口安吾 『復員殺人事件』 青空文庫
怪漢の膝へ、重い大谷石を乗せて置いて、係りの廷丁が、太い撲り棒で、背中を滅多打ちに撲りつけた。
— 佐藤垢石 『純情狸』 青空文庫
墓地と向いあわせのクライスト教会は、青い大谷石の外側だけ残してすっかり焼け落ち、山手の丘もほとんど焼野原になっていた。
— 久生十蘭 『だいこん』 青空文庫
そのころ、神月に送った手紙の束が、別荘の大谷石の壁暖炉の、嵌こみになったところに放りこんであることを知っていたが、どんなに頼んでも、返してくれなかった。
— 久生十蘭 『あなたも私も』 青空文庫
林は大谷石の柱の影になった薄暗い椅子に真名古を導きながら、「お忙しいところをお呼びとめして済まなかったが、ちょっと、その」 真名古は静かに椅子に掛けて林の顔を注視する。
— 久生十蘭 『魔都』 青空文庫
「上水樋仕様」を見ると、大伏樋は高さ六尺、幅四尺五寸の、一種の地下溝渠で、周囲は大谷石で畳まれ、二町|隔きに四間四方の溜井戸が設けられてある。
— 久生十蘭 『魔都』 青空文庫
作例 · 標準
例句
ウィキペディア
大谷石(おおやいし)は、栃木県宇都宮市北西部の大谷町付近一帯で採掘される軽石凝灰岩の石材である。柔らかく加工がしやすいことから、古くから外壁や土蔵などの建材として使用されてきた。現在も蔵の壁面などに使われている。
出典: 大谷石 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0