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明け離れる

あけはなれる
動詞
1
標準
文例 · 用例
夜が白々と明け離れるまで、駿介は一人でさうしてゐた。
島木健作 生活の探求 青空文庫
夜が明け離れると海風と陸風との変わり目が来て、さすがに荒れがちな北国の冬の海の上もしばらくは穏やかになる。
有島武郎 生まれいずる悩み 青空文庫
初冬の暗い夜はまだ明け離れるのに大分間があった。
夏目漱石 道草 青空文庫
朝が白々と明け離れるまで、私は輝やかな、しかし波立つてゐる大海に搖られ搖られてゐた。
ブロンテイ ジエィン・エア 青空文庫
そのような夜半には、私もまた、菊池寛のところへ手紙を出そうか、サンデー毎日の三千円大衆文芸へ応募しようか、何とぞして芥川賞をもらいたいものだ、などと思いを千々にくだいてみるのであるが、夜のしらじらと明け放れると共に、そのような努力が、何故とも知らず、馬鹿くさく果無く思われ、『やがて死ぬるいのち。
太宰治 虚構の春 青空文庫
蓮月の掬う香湯の匂いあたりに薫じ、夜は明け放れる。
岡本かの子 ある日の蓮月尼 青空文庫
小谷さんは夜が明け放れると、また電灯のスイッチをパチンと閉め、私の寝具をきちんと正し、便器を清め、床を拭き、やがてくまなく調うた床で私に食事させ、さらにあと片づけするまで一刻も小止みなく、見る眼にも感に堪えるほどこまめに働いた。
鷹野つぎ 青空文庫
夜も白々明け放れるらしかった。
島崎藤村 家(下巻) 青空文庫
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