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数刻

すうこく
名詞
1
標準
several hours
文例 · 用例
映画館の一隅に坐っている数刻だけは、全く世間と離れている。
太宰治 弱者の糧 青空文庫
こうして数刻を経た後ガロンは共産軍を組織し、陳独秀の率いた工人と苦力の暴民を合して南北の橋路に支那軍隊と衝突して河畔に対峙し遂に市街戦となり、各国の陸戦隊が出動して共産軍は撃退され、一時間後上海は平穏に還った。
吉行エイスケ 地図に出てくる男女 青空文庫
乱闘数刻ののちようやく執拗な敵を撃退しえたが、確かに今までにない難戦であった。
中島敦 李陵 青空文庫
死期の数刻前までも本分の指導啓発を念としつつ息を引取った……というだけの生涯であった。
夢野久作 梅津只圓翁伝 青空文庫
此の一戦は「此方よりひたもの無理に戦を掛候処、|及一戦戦数刻|相支候て、半分は味方、半分は大阪方勝にて候ひつれ共、此方の御人数、|数多有之に付き御勝に成る」と『細川家記』にあるから、大阪方も必死の戦いをしたことが分る。
菊池寛 大阪夏之陣 青空文庫
竹青に手をひかれて奥の部屋へ行くと、その部屋は暗く、卓上の銀燭は青烟を吐き、垂幕の金糸銀糸は鈍く光って、寝台には赤い小さな机が置かれ、その上に美酒|佳肴がならべられて、数刻前から客を待ち顔である。
――新曲聊斎志異―― 竹青 青空文庫
かつ対談数刻に渉ってもかつて倦色を示した事がなく、如何なる人に対しても少しも城府を設けないで、己れの赤心を他人の腹中に置くというような話しぶりは益々人をして心服せしめずには置かなかった。
内田魯庵 二葉亭余談 青空文庫
潮のきつい海の上で当人は一生懸命こっちへ向っていい気持に漕いでいるつもりだのに、数刻経て見たら、豈計らんやかくの如き地点に押し流されて来ていた、という場合が決して少くない。
――七日附本欄伊藤整氏への答として―― 数言の補足 青空文庫
作例 · 標準
予約した歯科医の診察まで、数刻時間があったので、近くのカフェで待つことにした。
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この映画の上映時間は、数刻に及ぶため、休憩なしで集中して観る必要がある。
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空港からホテルまでは、数刻のドライブで到着するだろう。
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