弓槍
きゅうそう
名詞
標準
文例 · 用例
東陲の武夫皆弓槍刀銃を嗜まざるなし、これ地理風質の異るに依るのみ。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
――武藝一と通りは修め、弓槍劍人に後れを取る氣はないが、大川を眺め乍ら育つて居るのに、母親が案じて水へ近づけなかつた爲に、水練の方を稽古しなかつたのは、返す/″\も殘念であつた。
— 邪戀の償ひ 『錢形平次捕物控』 青空文庫
兵学の師、平田三|位と、弓槍の師範役、市川大介とが、馬をお小屋のわきへ捨てて、駈け寄って来た。
— 第一分冊 『新書太閤記』 青空文庫
「ある限りの金銀すべて、その方の手にうけ取って、番頭、鉄砲頭、弓槍頭などへも、洩れなきよう、知行に応じて分配せい」「かしこまりました」「速やかにせい」「はいッ」 打連れて、二人が退座すると、「蔵には米がどれほどあるか」 と、蔵奉行へ在高を問うた。
— 第八分冊 『新書太閤記』 青空文庫
太守劉延は、弓槍の隊伍をつらねて、彼を街上に迎えて、試問した。
— 孔明の巻 『三国志』 青空文庫
黄河の上流遠く、蒙疆に境する綏遠、寧夏に隣接して、未開の文化は中原のように華やかでないが、多分に蒙古族の血液をまじえ、兵は強猛で弓槍馬技に長じ、しかも北方の民の伝統として、常に南面南出の本能を持っている。
— 望蜀の巻 『三国志』 青空文庫
それは関羽の乗っている兵船や、蜀兵が弓槍を立て並べているたくさんな筏だった。
— 図南の巻 『三国志』 青空文庫