終わらす
おわらす
動詞
標準
文例 · 用例
)とばかりに、尿を放つて空中に舞ひ上る――ところでこの演技を終らす考へだつたが、――そんなことをしないで好かつたと思つて秘かに胸を撫で降した。
— 牧野信一 『蝉』 青空文庫
かくの如くにして半日で終らすべき仕事もわざわざ一日を費すのである。
— 相馬愛蔵 『私の小売商道』 青空文庫
自分の生涯のうちの過去のものをしばし夢みたのち、その生涯をやがて終らすべき斧の一撃のことを思いやる時、私は何かある新奇なものに出会ったようにびっくりとする。
— LE DERNIER JOUR D'UN CONDAMNE 『死刑囚最後の日』 青空文庫
いや心はくだいたが、この父にそこまでの能がなく、ついにみずからをも窮地に終らすほかない今日とはなったのだ。
— 湊川帖 『私本太平記』 青空文庫