梅雨雲
つゆぐも
名詞
標準
文例 · 用例
:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定(例)しんとして------------------------------------------------------- 一 午過ぎてから梅雨雲が切れて薄い陽が照りはじめた。
— 金田千鶴 『夏蚕時』 青空文庫
……長いこと、鬱陶しく蔽いかぶさっていたこの梅雨雲が今日こそは晴れるのではないかと思ってな。
— 加藤道夫 『なよたけ』 青空文庫
つねならばもう梅雨雲の五月闇といわれる頃を。
— 第五分冊 『新書太閤記』 青空文庫
昼夜兼行の労働につかれはてて、もう昼中はのろのろとしか、うごかない数千の人夫を見ると、官兵衛の胸は、この頃の梅雨雲のようにいらいらせずにいられなかった。
— 第七分冊 『新書太閤記』 青空文庫
また梅雨雲がすこし断れたか、障子の腰へつよい陽ざしが不意に映した。
— 第七分冊 『新書太閤記』 青空文庫
梅雨雲や名古屋は五分間停車 健吉さん、春海氏、K編集部員とぼく。
— 吉川英治 『随筆 新平家』 青空文庫
暮れかかる梅雨雲の下に、ぼくは果てない空想を追っていた。
— 吉川英治 『随筆 新平家』 青空文庫