さあっと
さあっと
副詞
標準
relatively quickly (esp. actions)
文例 · 用例
ジョバンニはなぜかさあっと胸が冷たくなったやうに思ひました。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
「あんた、何でもあたしの方から仕向けなければ……狡いのか、意気地なしなのか、どっちなのよ」 小初の言葉のしんにはきりきり真面目さが透っていながら手つきはいくらかふざけたように、薫の背筋の溝に砂をさあっと入れる。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
ジョバンニはなぜかさあっと胸が冷たくなったように思いました。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
その時風がざあっと吹いて来て土手の草はざわざわ波になり、運動場のまん中でさあっと塵があがり、それが玄関の前まで行くと、きりきりとまわって小さなつむじ風になって、黄いろな塵は瓶をさかさまにしたような形になって屋根より高くのぼりました。
— 宮沢賢治 『風の又三郎』 青空文庫
先刻の、あの雨の音、さあっと他愛なく軒へかかって通りましたのが、丁ど彼処あたりから降り出して来たように、寝ていて思われたのでございます。
— 泉鏡花 『春昼後刻』 青空文庫
わたくしはさあっと血が頭にのぼるのを感じました。
— 宮沢賢治 『ポラーノの広場』 青空文庫
顔からさあっと血がひいていくのを感じた。
— 新美南吉 『空気ポンプ』 青空文庫
教室では、案のじょう、みんながさあっとふりむいて久助君の方を見たので、久助君はあがってしまって、先生のところへ欠席届を出し、じぶんの席へ帰るまでに、つくえのわきにかけてある友だちのぼうしを、三つばかりはらい落としてしまった。
— 新美南吉 『嘘』 青空文庫
作例 · 標準
彼はさあっと立ち上がり、会議室を出て行った。
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雷が鳴ると、さあっと雨が降り出した。
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彼女はさあっと部屋に入ってきて、すぐに本を取り出した。
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標準
quite suddenly (esp. wind, rain, etc.)
作例 · 標準
さあっと通り過ぎる風が、彼の髪を揺らした。
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彼はさあっと筆を走らせ、見事な絵を描き上げた。
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さあっと雪が降り始め、あっという間に景色が変わった。
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