自己催眠
じこさいみん
名詞
標準
auto-hypnosis
文例 · 用例
噂に立てられた家では大人は何でもないとしても、娘で而かも気の弱い女などの中には、いつか自分でこの噂から自己催眠にかゝつて、身体を蛇体のように蜿蜒らせ、「小沼へ帰り度い」と叫び出して、村人に担がれ湖水を見せに山へ登ったという事件なぞも大正頃までもあった。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
すなわち内田という人間は一種の自己催眠にかかって、そういう不思議の行動を取ったのであろう、というのだ。
— 岡本綺堂 『青蛙堂鬼談』 青空文庫
自己催眠にかかった彼は赤座に導かれて赤座の親友をたずねるつもりで、妙義の山までわざわざ来たのだろう。
— 岡本綺堂 『青蛙堂鬼談』 青空文庫
しかし学者の意見はどうであろうとも、実際、かの内田が自己催眠に罹っていたにしても――僕の眼にそれが赤座の姿と見えたのはどういう訳だろう。
— 岡本綺堂 『青蛙堂鬼談』 青空文庫
あるいは自己催眠の結果、内田自身ももう赤座になり澄ましたような心持になって、言語動作から風采までが自然に赤座に似て来たのだろうか。
— 岡本綺堂 『青蛙堂鬼談』 青空文庫
もっとこれをあからさまに言うならば、先に述べたような私の世界崩壊説に反対意見を持っている学者たちの無反省な卑怯な行動により、元来が無自覚な享楽児たる民衆が自己催眠術もが手伝ってすっかり欺瞞されおわったのである。
— 海野十三 『放送された遺言』 青空文庫
すると彼は一種の自己催眠に陥り、異常なる精神集中状態に入るのだった。
— 海野十三 『くろがね天狗』 青空文庫
別の言葉で言へば、自己催眠を掛け、自分は船に醉はないぞと自分を信じさせることです、これが一番よく效きます」と言はれた。
— 海野十三(佐野昌一) 『南太平洋科學風土記』 青空文庫
作例 · 標準
彼女はリラックスするために、毎日寝る前に5分間の自己催眠を実践している。
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「私は集中できる、私はできる……」と心の中で唱え、自己催眠で集中力を高めた。
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自己催眠をかけることで、過度なプレッシャーから解放され、本来の力を発揮できた。
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