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磯の香り

いそのかおり
表現名詞
1
標準
smell of the sea
文例 · 用例
立待岬から汐首の岬まで、諸手を擴げて海を抱いた七里の砂濱には、荒々しい磯の香りが、何|憚らず北國の強い空氣に漲つて居る。
石川啄木 漂泊 青空文庫
立待崎から汐首の岬まで、諸手を拡げて海を抱いた七里の砂浜には、荒々しい磯の香りが、何|憚らず北国の強い空気に漲ツて居る。
石川啄木 漂泊 青空文庫
ごく平凡な貝であるが、さっと蒸しただけであるから、非常に軟かく、また磯の香りが強くて、われわれには郷愁をさそう味である。
中谷宇吉郎 西洋の浜焼 青空文庫
肉は適当にしまっていて、海藻から出る塩味と磯の香りとが、まことに結構である。
中谷宇吉郎 西洋の浜焼 青空文庫
われわれが磯の香りと感ずるものが、彼らには生臭いらしい。
中谷宇吉郎 西洋の浜焼 青空文庫
罐詰と冷凍食品ばかり食べている連中には、磯の香りは生臭いのであろう。
中谷宇吉郎 西洋の浜焼 青空文庫
この小屋なども百年を数える古い建前であって、磯の香りや木の臭気でむしむしと鼻を撲つのでありました。
間の山の巻 大菩薩峠 青空文庫
作例 · 標準
防波堤に打ち寄せる波が、強い磯の香りを運んできた。
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「ああ、磯の香りだ」と、彼は大きく息を吸い込んだ。
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食卓には、磯の香りが食欲をそそる新鮮な魚介が並んでいた。
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朝市で買ったばかりのワカメからは、まだ磯の香りが立ち込めていた。
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