相談に乗る
そうだんにのる
表現動詞-五段-ラ行
標準
to give advice
文例 · 用例
客の金をあずかっておきながら、それを渡すときに文句を付けるというのは、宿屋として甚だ質のよくない遣り方で、亭主も少し躊躇したが、しょせんは自分の欲心ですることではない、預け主のために思うのであるという理屈から、亭主も治六の忠義に同情して、結局その相談に乗ることになった。
— 岡本綺堂 『籠釣瓶』 青空文庫
「これが堅気の素人なら、なんとか相談に乗ることもあるが、たとい年は若いにしろ、三甚も一人前の御用聞きだ。
— 廻り燈籠 『半七捕物帳』 青空文庫
」「ああ、よかろう、喜んで相談に乗るよ、ハンズ君。
— 宝島 『宝島』 青空文庫
だから、相談に乗るわよ。
— 岸田國士 『驟雨(一幕)』 青空文庫
しかし、兵馬は自分も夜な夜な出歩くことが多いことによって、彼等の相談に乗る隙もなかったし、それを忠告する余裕もありませんでした。
— 小名路の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
あんたの宿の相談に乗る者はないだろうよ、きっと。
— FRANKENSTEIN, OR THE MODERN PROMETHEUS 『フランケンシュタイン』 青空文庫
おせい様は、わたくしどものことは、何でもご存じでいらっしゃいますから」「それに、お飾りの数を倍近くもくぐっているのでございますからねえ」おせい様は、しんみり笑い声をたてて、「でも、ひと様のことで御相談に乗る資格はございませんよ。
— 林不忘 『巷説享保図絵』 青空文庫
しかし彼女が今度の結婚問題について万事快くお貞さんの相談に乗るのを見ても、彼女が機先を制せられたお貞さんに悪感情を抱いていないのはたしかな事実であった。
— 夏目漱石 『行人』 青空文庫